こんにちは、「にぎわす.com」のakira です^^
今回は海外ドラマ
『ジェシカおばさんの事件簿』
(原題: Murder, She Wrote)
などで大活躍された女優さん!
主人公の小説家:ジェシカ・フレッチャーを演じた、
アンジェラ・ランズベリー
をピックアップしてみたいと思います!
導入文:本国アメリカでは、1984年放送開始後、人気を博しましたが、その後1988年、日本でも放送開始! 森光子さんのこ気味良い日本語吹き替えも相まって、毎週夢中で見た方も多いはず。
舞台でも多く活躍し、大女優も大女優、誰もが知るマンモス作品に数多く出演され、
残念ながら、昨年96年の生涯を閉じられました。
今でも相変わらず再放送され、かすむことのない作品のキャラクターの数々を演じたアンジェラの生い立ちと生涯に迫ってみたいと思います。
アンジェラ・ランズベリー プロフィール
名前: Angela Lansbury(アンジェラ・ランズベリー)
本名: Angela Brigid Lansbury (アンジェラ・ブリギット・ランズベリー)
生年月日: 1925年10月16日
出生地: イングランド・ロンドン
没年月日: 2022年10月11日(享年96歳)
死没地: アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
活動分野: 俳優、声優
出身校: サウス・ハンプステッド高校
フィージン・スクール・オブ・ドラマ・アンド・ラジオ
身長: 173㎝
趣味: 読書・ガーデニング
Facebook: Angela Lansbury(@officialangelalansbury)
アンジェラ・ランズベリーの生い立ちと学生生活
アンジェラはイギリス・ロンドン生まれ。
1925年に政治家であった父エドガーと母モイナ・マクギルの娘として生まれました。
モイナは女優で貴族出身ということですから、かなり裕福な家庭で育ったことになります。
しかし、1935年に父が亡くなり、経済的にも困難な状況に。
この頃から映画に夢中になり、演技を学び始めます。
1940年母、兄弟と共にアメリカに移住。
母は俳優としての仕事を見つけることができず、アメリカを転々としながら暮らしていました。
ニューヨークでスポンサーを見つけることができ、アメリカン・シアター・ウィングという財団の奨学金を受けて、演技を学び続けることができました。
アンジェラ・ランズベリーのデビューと過去出演作品 デビュー作の『ガス燈』でいきなりアカデミー賞ノミネートに
名女優として名を馳せたアンジェラですが、実は当初は歌手としてデビュー。
しかも16歳なのに19歳と嘘をついて、ナイトクラブで歌っていたそうです。
あるパーティで、『ガス燈』(原題:Gas Light)の脚本家の一人に会ったことがきっかけとなり、メイド役で出演。
まだ17歳だったので、ソーシャル・ワーカーが同伴したというエピソードも。
この出演でアカデミー助演女優賞にもノミネートされ、俳優としての道が始まりました。
翌年『ドリアン・グレイの肖像』(原題:The Picture of Dorian Gray)でシビル・ヴェインを演じると、ゴールデングローブ賞助演女優賞を獲得。
日本でも人気だった作品でいうと、エルビス・プレスリー主演の映画『ブルー・ハワイ』。
『ブルー・ハワイ:アンジェラ出演シーン』(動画・英語)
エルビスとは10歳の差しかありませんでしたが、彼の母親サラ・リー・ゲイツを演じました。
その後舞台を中心に活躍を続け、1979年にはミュージカル『スウィニー・トッド』にミセス・ラヴェットで出演すると主演女優賞を獲得します。
『スウィニー・トッド:アンジェラ出演シーン』(動画・英語)
名実ともに大物俳優となった1984年『ジェシカおばさんの事件簿』で主人公のジェシカ・フレッチャー役に。
皆さんもご存知のように、1996年まで続く大ヒットドラマになりましたね。
ドラマが終わった後もテレビ映画でジェシカおばさんは復活。
2003年の『ジェシカおばさんの事件簿/ ケルトの秘宝』(原題:Murder, She Wrote: The Celtic Riddle)がジェシカおばさんとしての最後の作品になりました。
2018年には映画『メリー・ポピンズ・リターンズ』にもバルーン・レディとして出演。
『メリー・ポピンズ・リターンズ』「ノーウェア・トゥー・ゴー」クリップ(動画・英語)
この時なんと93歳。
話し方もハキハキしていて、本当93歳なのかと目も耳も疑ってしまいますね。
10代の頃からエンターテイメントの世界で活躍し続けることができたことについて、あるインタビューでこのように答えていました。
昼寝をして、バランスよく食べて、自分の体をきちんとケアしています。
歳を重ねるとそれが本当に大事になってくるのです。
私は腰・膝の手術をして、新しく取り替えたのでバイオニック・ウーマンでもあるんです。
(引用元:IMDb)
手術をして、人工的に元気になったことを「バイオニック」という言葉で表現するなんて、とてもユーモアのある女性ですよね。
健康に気をつけていたことはもちろん、明るい性格も、彼女の人気の理由なのでしょう。
俳優だけじゃないぞ! アンジェラ・ランズベリーの、声優活動『美女と野獣』のポット夫人役で出演
ジェシカおばさんとして人気だった1991年、アンジェラは声優にチャレンジ。
日本でも人気だったディズニーの『美女と野獣』(現代:Beauty and The Beast)でポット夫人を演じます。
『美女と野獣コンサート』(動画・英語)
自分にできるか心配だったけど、キャラクターを見て、イギリスにいた頃こういう女性を知っていたなぁと思って出演を決めたそう。
1997年には『アナシタシア』にもマリア・フョード・ロヴナ役で出演しています。
アンジェラ・ランズベリーのプライベート 最初の夫は俳優のリチャード・クロムウェル、その後ピーター・ショウと再婚
アンジェラは1945年に俳優で15歳年上のリチャード・クロムウェルと結婚。
しかし長続きはせず翌年に離婚します。
その後、同じ俳優のピーター・ショウと交際。
二人は1949年に結婚し、1951年からアメリカカリフォルニア州のマリブで生活を始めます。
この時二人ともアメリカ市民権を取得しました。
1952年には息子アンソニー、その翌年には娘ディードリーを出産。
すぐに仕事を再開しますが、そのことを後悔していたとも。
当時、余裕のある女性は育児を助けてくれる人を雇っていたものです。
だから私も、ベビーシッターを雇って、すぐダイエットして仕事に戻りました。
そのことを本当に後悔しています。大きな間違いでした。
子どもたちと一緒にいるべきなのです。
(引用元:cheetseats)
というのも二人の子供が10代でドラッグ依存に。
子どものためにアイルランドに移住し、健康的な生活を送ることを決めます。
アンジェラは夫ピーターと共に献身的に二人の生活をサポート。
おかげで依存症を克服し、アンソニーは後に監督となり、『ジェシカおばさんの事件簿』の製作にも関わりました。
アンジェラ・ランズベリーの遺作と最後
アンジェラの遺作となったのは『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』。
『ジェシカおばさんの事件簿』をテレビで見ているシーンがあり、本人としてのカメオ出演になります。
2014年には英国王室からデイムという称号も授与され、俳優としてこれ以上の成功はないのでは?と思われるような人生を送ったアンジェラ。
もちろん経済的にも成功していて『ジェシカおばさん』での出演料は1エピソード30万ドル、ネット市場価値は7000万ドルと言われています。(引用元:Celebritynetworth)
そんな彼女も2022年10月11日に永眠。
家族の発表では自宅で寝ている間に亡くなったようで、死因も老衰ではないかとのこと。
とても穏やかな死だったそうです。
彼女の死は世界中で報道され、多くの著名人や団体が追悼の意を表明しました。
ジェシカおばさんとしてだけでなく、彼女自身も愛されていたからでしょう。
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