映画『ミスペレグリンと奇妙なこどもたち』原作と、タイムループの際レコードから流れる音楽の曲名は何?

こんにちは、「にぎわす.com」のコブタです^^

 

 

今回は、

日本では2017年(平成29年)2月3日より公開中の映画
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちの原作と、
サウンドトラックには入っていない「ある歌」について書かせていただきます。

典拠: 20th Century Fox

 

ある歌とは・・・

ミス・べレグリンが、子ども達と共に、館で主人公:ジェイク少年に「タイムループ」を見せてやる場面で流れる、奇妙な?歌についてです。

 

映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』の米国公開

 

映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』予告編(動画)

アメリカ本国で、奇才ティム・バートン監督のもと映画化された『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』が公開されたのは、2016年9月30日!

 

日本より、半年早いですね!

 

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』
導入部 あらすじ

典拠: 20th Century Fox

 

物語は、主人公:ジェイクが小さな頃から可愛がってもらった、アルツハイマー認知症の疑いのあるおじいちゃんが、

誰にも信じて貰えず、結局、何者かに奇妙な殺され方をしてしまう場面から始まります。

 

 

臨終の際、ジェイクは気味の悪い大きな怪物を見かけますが、周囲の人には見えておらず、「祖父の死のショックで少しショック状態にあるため(幻想を見たの)だ」という、カウンセラーの助言もあって、

 

今際の際に「絵葉書を頼りに、島に行け」という言葉に一縷の望みを賭け、アメリカからはるかウェールズの小さな島を目がけて、ほぼ無職の父と共に、イギリスへ小旅行をする事に。。。

 

 

さて、これ以上はストーリーのネタバレになってしまうので、ストップしますが、原作について触れてみたいと思います。

 

映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』の原作本

 

典拠: ransomriggs.com

原作邦題タイトル: 
『ハヤブサが守る家』
or『ミス・ペレグリンと奇妙こどもたち』

原語タイトル:  
Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children

原作者: ランサム・リグズ

初版: 2011年6月7日 アメリカ合衆国

 

ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストに52週間連続でランクインし続け、
アメリカだけでも300万部突破したのだとか!

 

おそらく映画公開もされましたので、今はもっと多いでしょうね。

原書『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』2巻
「ホロゥ・シティ」
典拠: Amazon.com

 

世界35か国で翻訳されています。

 

日本でも、数年前に賑わいましたね!

 

ただ日本では、只今、社会的に深刻な活字離れが進んでおり、ミス・ペレグリンが有名になろうとも、「本なんて読まないし」みたいな感じで、ちょっと遠い話扱いな所もありました・・・。

原書『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』3巻
「ライブラリー・オブ・ソウルズ」
典拠: ransomriggs.com

 

調べてみたところ、原書の方が何巻か出ており、そっちの方が楽しそうでした。

洋書を読むのが好きって方は、是非トライしてみてください!

 

日本では、『ハヤブサが守る家』として初版が発行されたものの、
映画公開に合わせて『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』として、タイトルと中身の微妙な訳が変更調整されました。

『ハヤブサが守る家』
典拠: Amazon.com

2013年10月30日発行
『ハヤブサが守る家』
東京創元社
ランサム・リグズ著、山田順子訳

 

映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』
原作エピソード

典拠: Library Dude-WP.com

 

そもそも、作者:ランサム・リグズが元々自ら集めていた、奇妙な写真を元に物語のガイドとして小説を書く事を思いたはいいものの、それには数が充分でなかった為、

ローズ・ボール・フレア・マーケット(米国カリフォルニア州パサデナ市にある巨大蚤の市)で、他のコレクターに紹介された、有名写真コレクター:レオナルド・ライトフットと知り合い、数を充実させた。

1967年から、月に1度開催されているLAの巨大な蚤の市:ローズボゥル。
典拠: Fleamapket

 

その経験を元に「おじいちゃんの古い写真を頼りに、英国ウェールズの小島:ケルン島を訪ねて、冒険をする」というストーリーを思いついたという。

 

 

結果、本は2012年4月29日、『ニューヨークタイムス』誌のベストセラー本となり、1位を獲得!

 

45週に渡って、1位の座をキープしたが、5月20日、ついに4位に転落。

どちらにせよ、すごい快挙を成し遂げました。

典拠: The Peculiar Children Wiki-Wikia

 

児童小説評論家からは、作者:リグズが、古いビンテージ写真を効果的に使って物語を際立たせた事が高く評価され、一同に高評価を得た。

 

映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』
のタイムループの際、
レコードから流れる奇妙な歌は何?

 

典拠:lyricsoundtrack.com

さて、劇中の全ての曲はサウンドトラックに収録されているものの、

実は1曲、入っていないものがあるのをご存知でしょうか?

 

 

劇中の要である、ミス・ペレグリンがタイムループを作動中、レコードを流すのですが、その際流れているのがソレ!

 

タイムループが成功した途端、音楽が逆に流れだし、おじさん?の歌う「ランランラン♪というメロディーが早回しで、奇妙に響き渡り、頭を回りますよね・・・。

このシーンで流れている曲ですね!
典拠: Ultra HD – High Def Digest

 

私も観た後、あの歌がぐるぐると頭の中を回り続け、ちょっと大変でした。

 

今日はそのタイトルと、歌詞・日本語訳をお伝えします

 

Run Rabbit Run
– Flanagan and Allen(英語歌 by YouTube)

 

On the farm, every Friday
On the farm, it’s rabbit pie day.
So, every Friday that ever comes along
I get up early and sing this little song

 

*
Run rabbit – run rabbit – Run! Run! Run!
Run rabbit – run rabbit – Run! Run! Run!
Bang! Bang! Bang! Bang!
Goes the farmer’s gun.

Run rabbit – run rabbit, run, run, run, run,

**
Run rabbit – run rabbit – Run! Run! Run!
Don’t give the farmer his fun! Fun! Fun!
He’ll get by without his rabbit pie
So run rabbit – run rabbit – Run! Run! Run!

Repeat

*
**

典拠: YouTube

.

 

『ラン・ラビット・ラン』フラナガン&アレン(日本語訳)

 

典拠: Sporting Shooter

ここの農家じゃ、毎週金曜にさ
ここの農家じゃ、ウサギパイの日だってさ
だから、毎週金曜にはさ、
早く起きて歌うんだ、この歌を

 

*
逃げろウサちゃん、逃げろウサちゃん、走れ!走れ!走れ!
逃げろウサちゃん、逃げろウサちゃん、走れ!走れ!走れ!
バン!バン!バン!バン!
お百姓さんの銃が火を吹くぞ!
逃げろウサちゃん、逃げろウサちゃん、走れ、走れ、走れ、走れ、

 

**
逃げろウサちゃん、逃げろウサちゃん、走れ!走れ!走れ!
お百姓さんに、美味いお楽しみを与えてなるものか!
ウサギパイはおあずけさ!

 

だから、
逃げろウサちゃん、逃げろウサちゃん、走れ!走れ!走れ!

 

繰り返し
*
**

注: 色んな理論があろうかと思いますが「百姓」という言葉を選ばせて頂きます。

 

典拠: travsd.wp.com

 

『Run Rabbit Run(ラン・ラビット・ラン)』は、
ノエル・ゲイラルフ・バトラーによって書かれた曲で、

英国のコメディアン、バド・フラナガン(1896-1968)
& チェズニー・アレン(1893-1982)の二人によって歌われました。

 

一見、意味の無い歌詞が繰り返される感じですが、

 

曲は、二次大戦開戦直後の、1939年10月11日にリリースされたものの、
初演後、シェットランドのスロム・ボーで格納されていた水上飛行機の上に、ドイツ軍がイギリスに初の空襲を開始。

 

 

歌詞に出てくる二匹の兎は、お肉屋さんに処理されたように歌われていますが、おそらく実際は、落ちてきた爆弾によって死んでしまったという事のようです。

典拠: Daily Mail

 

現在もこの曲は、マザーグースの歌のような感じで、子どもの遊び歌として英国で歌われていますし、ニュージーランドではマオリ語版も存在します。

 

日本の昔の童謡もそうですが、けっこう歌ってる内容、残酷なんですよね(笑)

典拠: Pictorial Press

 

時代が戦争真っ只中だった事もあり、
歌っているお二人がコメディアンという事もあり、自ら歌詞をドイツを皮肉ったものに替え歌し、それも当時、英国内で流行ったそう。

 

例: ラン・アドルフ・ラン、アドルフ・ラン・ラン・ラン♪など。

 

時代背景がわかるとなんだか悲しい歌ですが、農家ののどかな風景が伝わってきますね。

 

オジサン二人の歌声は、なんとも和みますね!

是非是非歌ってみて下さい。

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