エドワードハードウィック『シャーロックホームズの冒険』ワトソン役を演じた名俳優の軌跡 舞台や出演作、晩年を過ごした場所やお墓など詳細に

こんにちは、「にぎわす.com」の Satokoです^^

 

今回は海外ドラマ

シャーロック・ホームズの冒険
(原題: The Adventures of Sherlock Holmes)

Source: Amazon.com

などに出演・・・

 

ワトソン(14話目から)役
エドワード・ハードウィック

をピックアップしてみたいと思います!

 

途中加入ながら違和感なくワトソンを演じたエドワード。

一体どんな俳優さんだったんでしょう?

 

『シャーロック・ホームズの冒険』 メイン出演キャスト

 

Source: Pinterest

 

シャーロック・ホームズ役ジェレミー・ブレット
・・・(日本語吹き替え: 露口 茂)

ワトソン(13話目まで)役デビッド・バーク
・・・(声優: 長門 裕之)

ワトソン(14話目から)役エドワード・ハードウィック
・・・(声: 福田 豊土) 

 

エドワード・ハードウィック ・プロフィール

 

引用元:cinefania.com

 

名前: 
Edward Hardwicke
(エドワード・ハードウィック )

本名: 
Edward Cedric Hardwicke
(エドワード・セドリック・ハードウィック)

生年月日: 1932年8月7日

出生地: 英イングランド・ロンドン

没年月日: 
2011年5月16日(享年78歳)

死没地: 英イングランド・チチェスター

活動分野: 俳優、ディレクター

出身校: 王立演劇学校(RADA)

身長: 175 ㎝

好きな俳優:   シド・フィールド、ダニー・ケイ 

 

俳優に囲まれて育ち、俳優の道へ! エドワード・ハードウィック の生い立ちと学生生活

 

引用元:mirror.co.uk

 

エドワード・ハードウィック(Edward Hardwicke/本名:Edward Cedric Hardwicke)
1932年8月7日、英イングランド・ロンドンに生まれました。

一人っ子です。

 

ご両親ともイギリスで有名な舞台俳優で、
お父さんはラジオでなんと、
シャーロック・ホームズ役を演じたこともありました。

 

不思議なつながりを感じますね。

 

7歳で劇場デビュー。

その後両親と共にハリウッドに渡り、
10歳の時1943年の映画『A Guy Named Joe』(原題)で映画デビューを果たします。

 

イギリスに戻ると、名門校の1つストウ・スクールに進学。

卒業後はイギリス軍に入隊し、
イギリス空軍で2年間パイロットの訓練を受けました。

 

当時のイギリスにはまだ、徴兵制度が残ってたんです。

お父様のサー・セドリック・ハードウィック。そっくりです
引用元:imdb.com

兵役を終えるとロンドンの王立演劇学校(RADA)で演技を学びます。

1953年にRADAを卒業し、ブリストル・オールド・ヴィック劇場に所属。

 

当時のイギリスには「レップシアター」といって、
専属の劇団がレパートリーを繰り返し上演する劇場がどの街にもあり、
俳優は今よりずっと仕事を見つけやすかったそうです。

 

両親と同じ俳優の道を歩き出したエドワード。

小さい頃からたくさんの俳優に囲まれて育ったし、
自然な流れだっと話しています。

 

でもエドワードが特に大好きだったのは、
イギリスで1940年代に名を馳せたシド・フィールドというコメディアンや、
アメリカのダニー・ケイなど、コメディアンばかり(笑)。

そういうコメディー好きなところが、
エドワードの温かい微笑みに反映されているのかもしれません。

 

ドラマ『コルディッツ』! 共演した俳優ジェレミー・ブレットについて語る! エドワード・ハードウィック のデビューと過去出演作品

 

若かりし頃のエドワード
引用元:arthur-conan-doyle.com

舞台俳優として活躍を始めたエドワードは、
1954年に映画『Hell Below Zero』(原題)に出演。

 

1959年にはテレビシリーズ『ITV Television Playhouse』(原題)
ドラマデビューを果たします。

 

1972年からはテレビシリーズ『コルディッツ』(原題:Colditz)に出演しました。

 

ドラマ『コルディッツ』
引用元:nl.pinterest.com

 

第二次世界大戦中、ドイツのコルディッツ城に収容された連合軍捕虜が脱走を試みる、
という史実に基づくドラマです。

 

コルディッツ城なんて本当にあるの?と調べてみると、
旧東ドイツのライプチヒとドレスデンの間に、
本当にあるんですねえ!

 

でも、実際『コルディッツ』の撮影が行われたのは、
スコットランドのスターリング城でした。

『コルディッツ』のデイビッド
引用元:imdb.com

このスターリング城、
ドラマゲーム・オブ・スローンズも撮影されたお城なんですよ。

 

そして1986年シャーロック・ホームズの冒険14話目から、
二代目ワトソンとしての出演が始まりました。

 

13話までワトソン役を演じたデビッド・バークの降板理由は、
当時まだ2歳だった息子となるべくたくさんの時間を過ごしたかったから。

エドワードに白羽の矢が立ったのは、
代役を探していたデビッドに、エドワードと共演したことのあったデビッドの奥さんが

「エドワードはどうかしら?」

と提案したのがきっかけでした。

『シャーロック・ホームズの冒険』
引用元:imdb.com

 

この交代劇について、ホームズ演じたジェレミー・ブレット

「エドワードは奇跡を起こした。
シリーズにとって悲劇にもなり得たのに、
思いがけない贈り物になったんだ」

と言えば、エドワードもジェレミーについて

「寛大で、本当にたくさんのことを助けてもらった」

と語っています。

 

しかし、シリーズ途中で役を引き継ぐなんて大変そう…

でもエドワードは

「ワトソンは山高帽って決まりきったビジュアルがあったから、
衣装を着ちゃえばそんなに大変でもなかったんだよね」

なんて話しています。

お互い信頼し合ってたんですね
引用元:pinterest.com

 

あまりにも自然すぎる交替だったが故、
スタッフも間違えてエドワードのことを

「デビッド」

と呼んでしまうこともあったそうですよ!

 

それほどすんなりと役を引き継いじゃうとは、
さすがベテランとしか言いようがありません。

 

2度の結婚!フランスの別荘! エドワード・ハードウィック のプライベート

 

引用元:tvspielfilm.de

エドワードは2度結婚しています。

1度目のお相手は女優のアン・イドン

 

アンとの間にはケイトとエマという2人の娘がいます。

 

エマは『シャーロック・ホームズの冒険』第6シリーズ36話『三破風館』(原題:The Three Gables)
女中のドラ役で出演してるんですよ。

 

俳優一家に育ったエドワードですが、
自分が築いた家族も俳優一家になったんですね。

 

2度目のお相手は女優のプリム・コットン。

 

結婚は1994年、プリムにとっても再婚でした。

 

12年付き合った末のゴールインで、
再婚前からプリムのことを「妻」と呼んでたんですよ(笑)。

 

プリムには前のご主人との間にクレアという娘がいます。

後年のエドワード
引用元:flickr.com

 

当時の住まいはノース・ロンドン。

 

フランス・ノルマンディーに別荘があって、撮影オフの度に訪れていました。

 

エドワードはフランス語が話せましたが、
「話す気満々だけどボキャブラリーがついてこない」レベルだったそうで(笑)。

おしゃべり好きだったのかな。

 

ビデオの予約設定が苦手で、
サソリが大嫌いで、
馬はあんまり好きじゃないけど猫を飼っていたエドワード(笑)。

 

プリムが野良猫を見ると連れて帰ってしまうほど猫が好きで、
一時期は4匹も飼っていました。

なんだか賑やかそう。

信頼と友情で結ばれていました
引用元:pinterest.com

 

シャーロック・ホームズの冒険で共演したジェレミー・ブレットが体調を崩した時は、
療養のためエドワードの家に住まわせてあげたこともありました。

信頼と友情で結ばれた仲だったんですね。

 

『名探偵ポワロ』にゲスト出演! 純資産やお墓は? エドワード・ハードウィック の最新作

 

『名探偵ポワロ』のワンシーン
引用元:tvspielfilm.de

後年はゲスト出演を中心に活躍します。

 

2004年には英国で大人気を博した推理ドラマ『名探偵ポワロ』に出演。

2010年にはイギリスドラマ『恥はかき捨て』(原作:Shameless)に出演。

これが最後のドラマ出演となりました。

 

晩年はイングランド南東部のチチェスターに住み、
犬の散歩をしたり友人に会ったり静かな余生を過ごします。

 

そして2011年5月16日、
エドワードはチチェスターのホスピスで息を引き取りました。

享年78歳、死因は癌でした。

 

エドワードのお墓はチチェスターにあります。

 

そんなエドワードの純資産は、
300万~500万ドル(約3億3,000万~5億5,000万円)とも、
500万~1,000万ドル(約5億5,000万~11億円)とも言われています。

すごい!

どうか安らかに
引用元:fyeahgreatmousedetective.tumblr.com

舞台で培った演技力で、
途中加入ながらシャーロック・ホームズの冒険を支えたエドワード。

 

ジェレミーのホームズと共に、
最高のホームズ、
最高のワトソンとして、
これからもずっと語り継がれていくこと、間違いありません。

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