こんにちは、「にぎわす.com」のMizuko です^^
今回は2016年10月、アメリカで始まったSFドラマ
『タイムレス(原題: TIMELESS)』
みなさん、観ておられますでしょうか?
その中から今日は、タイムマシンを盗む悪役、
ガルシア・フリン役を演じる
ゴラン・ヴィシュニック
をピックアップしてみたいと思います!
彼がどんな人なのか、ご紹介します!
『タイムレス』のメイン出演キャスト
ルーシー・プレストン教授役アビゲイル・スペンサー
・・・(日本語吹き替え:加藤 有生子)
ワイアット・ローガン陸軍曹長役マット・ランター
・・・(声優:中村 悠一)
ルーファス・カーリン役マルコム・バレット
・・・(声:高木 渉)
ガルシア・フリン役ゴラン・ヴィシュニック
コナー・メイソン役パターソン・ジョセフ
デニース・クリストファー役サキナ・ジャフリー
ジヤ役クローディア・ドゥーミット
アンソニー役マット・フリューワー
ノア役ダニエル・ディトマソ
ゴラン・ヴィシュニック プロフィール
名前: Goran Višnjić(ゴラン・ヴィシュニック) 生年月日: 1972年9月9日(45歳) 出生地: クロアチア共和国シベニク 活動分野: 俳優 出身校: Academy of Dramatic Art, Zagreb 身長: 193 ㎝ 体重: 90 kg 靴のサイズ: 30 cm Instagram: Goran Visnjic(@goran_visnjic) Twitter: Goran Visnjic(@goranvisnjic) |
ゴラン・ヴィシュニックの生い立ちと学生生活 ユーゴスラビア内戦を乗り越えて進んだ俳優への道
ゴラン・ヴィシュニックは1972年9月9日生まれの現在45歳です。
出身は、クロアチアのシベニク。(出生当時はユーゴスラビアという国でした)
バス運転手のお父さんと、市場で働くお母さんとの間に生まれ、お兄さん1人の4人家族で育ちました。
海沿いの小さな街で育ったゴラン少年は、幼い頃には既に俳優になりたいと思っていたそうです。
ですが、彼が思春期を迎えた1980年代後半は、ユーゴスラビアの情勢は悪く、
戦線に立つためにパラシュート部隊員の訓練を受けなければなりませんでした。
そして、1990年のユーゴスラビア内戦で、クロアチア人民軍に入隊し、1年間戦線に立つことに・・・。
1991~1995年には、ユーゴスラビアからクロアチアが独立するためのクロアチア紛争が勃発。
1年間の兵役を終えて故郷に帰りましたが、戦火は故郷にも迫っており、故郷を守るためにクロアチア軍に参加し、また戦いに参加することになります。
その後、20歳のときに首都のザグレブに移住。
ザグレブ大学の演劇学校で本格的に演技を学び始め、俳優としてのキャリアをスタートさせました。
クロアチアで高評価を得た ゴラン・ヴィシュニックの映画デビューと ERなどの過去出演作品
幼い頃に俳優を志したゴランは、実は10歳のときに地元で初舞台を踏んでいました!
シェイクスピア作品などにも出ていたそうです。
なので、その頃を含めると芸歴はなんと36年!!
大ベテランであります!
映画デビューを果たしたのは、1988年、16歳のときでした。
本国クロアチア(当時はユーゴスラビア)の『Braca po materi』という作品にテロリスト役で出演しました。
この作品の主人公は、ある2人の異父兄弟。
一人はクロアチア人、もう一人はセルビア人として生き、民族紛争など、当時の不安定な情勢に翻弄されながらも、彼らの間にある絆を描いた物語です。
この作品が撮影されたのは1988年ですが、
今になって思えば、この3年後に勃発したユーゴスラビア紛争を予見したような内容だそうです。
原題『Braca po materi』で検索すると、オリジナル言語、字幕なしではありますが、この作品を観ることができます。
普段クロアチア映画を観ることは少ないかもしれないですが、興味を引かれた方は是非!!
映画デビューを果たすと、その後ユーゴスラビア内戦を経て、ザグレブ大学の演劇学校へ入学します。
学生生活の2年目、21歳のときに、シェイクスピア作品『ハムレット』の主役に史上最年少で抜擢!!
クロアチアにある海に面した街・ドブロブニクでは、毎年夏にDubrovnik Summer Theatre Festivalという、オペラ、コンサートなども上演される野外イベントが行われています。
ゴランは、この50年以上の歴史を誇る舞台で、1993~2000年までの7年間ハムレット役を演じ、国内の権威ある賞「オーランド」(アメリカのトニー賞に相当するもの)などを受賞しました!!
すごい!
そんな若き将来有望なクロアチア人青年の活躍が国外の映画人の目にとまり、1997年にイギリス映画『ウェルカム・トゥ・サラエボ』に出演することに!
この作品は、現在はボスニア・ヘルツェコビナの首都であるサラエボが内戦下にあった当時の、イギリス人ジャーナリストの葛藤を描いた社会派映画です。
ゴランは、ボスニア人運転手のリスト役で出演していました。
マドンナ『The Power of Good-Bye』MV出演で、 アメリカでも有名になったゴラン・ヴィシュニック
1998年には、当時発表されたマドンナの『The Power Of Goodbye』のミュージックビデオに出演。
ゴランがハリウッドで注目を集めるきっかけとなりました!
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ゴランは0:50あたりから登場します!
曲も素晴らしいですし、何よりマドンナとゴランがとても美しいです!
翌年には、ピープル誌による「最もセクシーな外国人」にランクインし、人気俳優へとまっしぐら!
そして、先ほどの『ウェルカム~』での演技がきっかけで、なんと『ER緊急救命室(原題:ER)』に出演することになります!
ERと言えば、日本でも放送されていた人気医療ドラマ。
シーズン5まで出演していたジョージ・クルーニーと入れ替わるようにして、シーズン6からクロアチア人医師のルカ・コバッチュ役として出演しました。
イケメン世代交代ですかね、
当初は臨時ドクターだったものの、途中からは主要キャストとなり、ER部長に就任する役どころでした。
ルカもクロアチア出身で、ユーゴスラビア内戦で家族を亡くすという過去を持ち、実際のゴランのバックグラウンドと重なる部分もある役でした。
出演期間は1999~2009年までの10年間!
もう、ハリウッドでもすっかりお馴染みの俳優となりました。
ゴラン・ヴィシュニックの年収はぶっちゃけいくら??
ハリウッド作品と並行して、現在も母国クロアチアの作品にも出演するゴランですが、その年収が気になるところです(笑)
その年収は約200万ドル(2億4000万円程度)!
現在住んでいるロサンゼルスの自宅の他に、クロアチアのフヴァル島にも家を持っているそうです。
家は1軒持つだけでも大変なのに、2軒目なんて・・・まさにセレブです!
俳優だけじゃないぞ! ゴラン・ヴィシュニックの動物愛護活動
自身も犬を飼っているゴランは、動物愛護活動家としても有名です。
過去に、愛犬と一緒にPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のパンフレットのモデルとして登場したこともあり、動物の毛皮を使った衣服の着用に反対するメッセージを発信していました。
母国で内戦を経験したゴランは、「人が人に暴力を行うのが戦争なら、人が動物を殺すのも戦争だよ。」と語っています。
経験者の言葉なので、重みがありますね。
身長高すぎ? ゴラン・ヴィシュニックのプライベートについて
ゴランのプライベートについてご紹介します。
まず気になるのがその身長。
なんとゴランは、1m93cm という高身長なんです!
クロアチアは世界でも平均身長が高い国ランキング10位以内に入り、平均身長が180センチ程度ですが、それを13センチも上回るとは・・・。
日本では住みづらそうですね。
え? 仲良し家族じゃなかったの?! 浮気相手の子どもを認知しちゃったゴラン・ヴィシュニック
そして、素敵な俳優さんなら結婚などについても気になるところ。
ゴランは、1999年に同じくクロアチア出身のイヴァナ・ブルドリャークというアーティストの女性と結婚しています。
イヴァナさんは、クロアチアでは非常に有名な映画監督、アントゥン・ブルドリャークの娘さんだそうです。
2人の間には、息子が2人(ティン君、ヴィゴ君)と、娘が1人(ヴィヴィアンちゃん)が一人います。
ヴィゴ君は代理母出産で誕生し、他の2人は養子として迎えました。
ゴランと奥さんは、2013年にアメリカの市民権を取得し、
そのときに奥さんはスラブ系の名前イヴァナから、よりメジャーなエヴァ(Eva)へと正式に改名もしています。
積極的に養子を迎え入れるあたたかい夫婦なので、一家仲良く暮らしていると思いきや・・・
なんと、クロアチア人の衣装デザイナー、ミレーラ・ルピックさんとの間に、2007年に女の子(ラナちゃん)が誕生したことが発覚!!
エヴァさんとは1999年に結婚しているので、あれれ?これは浮気ですよね・・・
本人も公式に浮気を認め、ラナちゃんが生まれた数ヶ月後に認知したそうです。
なんでも、ワンナイトラブでできてしまった子どもだとか・・・あちゃー
インスタ・TwitterなどのSNSアカウントはあるの?
意外と波乱のあるプライベートを送っているゴラン。
謎が多い人なのかなと思いましたが、本人のインスタアカウントがありました!
“Some stuff from the set, some from my life… Mainly Timeless but also some oldies…” とあるように、撮影現場などで仲間達との写真が多いようです。
『タイムレス』の写真が多めなので、タイムレスファンには嬉しいですね!
ゴラン・ヴィシュニックの最新映画作品『The Tribes of Palos Verdes(原題)』
最新作としては、映画の出演があります。
1本目は、昨年12月に公開されたアメリカ映画『The Tribes of Palos Verdes(原題)』。
ロサンゼルス郊外の海に面した街、パロス・ヴァーデスに越してきた一家を描くドラマ映画です。
その家族は、夫婦仲がうまくいっておらず、息子は人気者なのに、娘は学校で居場所が見つけられない・・・というなんだか不穏な雰囲気。
ゴランは、ジョーという男性を演じているそうです。
ゴラン・ヴィシュニック出演 『The Tribes of Palos Verdes (原題)』 [予告編・英語]
残念ながら日本公開は未定ではありますが、リアリティがあって、個人的に気になる作品です(笑)
また、現在クロアチアの方で、映画『General(原題)』を撮影中だそうです。
監督を務めるのは、お義父さんのアントゥン・ブルドリャーク!
クロアチア内戦の英雄、アンテ・ゴトヴィナという人物の伝記的作品で、ゴランはそのアンテ役で主演を務めるそうです!
クロアチア映画が日本に入ってくることはあまりなさそうですが、日本で観られるチャンスはあるのでしょうか・・・?
クロアチア語を話すゴランも、きっとかっこいいはず!!
多くの困難を乗り越え、俳優という夢を掴み、さらには新天地でも成功したゴラン。
これからも主役・脇役ともに活躍して欲しいですね!!
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