こんにちは、「にぎわす.com」のコブタです^^
今回NHKでも始まりました、2002年スタートのイギリスの海外ドラマ
『刑事フォイル(原題: Foyle’s War)』
みなさん、観ておられますでしょうか?
その中から今日は、
主人公:刑事クリストファー・フォイル役
マイケル・キッチン
をピックアップしてみたいと思います!
「妻を亡くしている」という設定も相なって、哀愁漂う雰囲気から中高年の乙女達の心をガッチリ捉えて離しそうもない紳士ですが、実物は一体どんな俳優さんなのでしょうか、調べてみましょう!
刑事フォイルのメイン出演キャスト
クリストファー・フォイル役マイケル・キッチン
・・・(日本語吹き替え:山路 和弘)
ポール・ミルナー役アンソニー・ハウエル
・・・(声優:川島 得愛)
サム・スチュアート役ハニーサックル・ウィークス
・・・(声:山根 舞)
アンドリュー・フォイル役ジュリアン・オヴェンデン
・・・(声:福田 賢二)
アダム・ウェインライト役ダニエル・ウェイマン
マイケル・キッチン公式プロフィール
~公式ホームページと宣材データ、出演番組より~
名前: Michael Kitchen(マイケル・キッチン) 生年月日: 1948年10月31日(69歳) 出身地: イングランド、レスターシャー州レスター 活動分野: 俳優、プロデューサー 身長: 170㎝程 |
いぶし銀俳優!
マイケル・キッチンの生い立ち!
1948年10月31日、お父様:アーサー・アーネスト・キッチンと、
お母様:エルシー・ベティの間に生まれた、
イギリスはレスターシャー州レスター生まれのレスター育ちの、イギリス人俳優であり、プロデューサー!
ご兄弟には、ジェフリー・キッチンが居る。
少年時代は、Martyrs教会の聖歌隊に所属し、ヘッドメンバーとしてソロをこなすほどであったという。
学校はと言えば、レスター市ボーイズ・グラマー・スクールという男子校に通い、シェイクスピア演劇『シンベリン』などにも出演した事があるという。
学校演劇だけでなく、家に帰ればナショナル・ユース劇団と、コンベトリーにあるベルグラード劇場に所属し、演技の腕を磨いた。
その後、数々の名優を輩出した、演劇の名門:ロイヤル・アカデミー・オブ・ドラマティック・アート(以下RADA)に進学。
1969年(21歳)の、まだRADAに在学中に「エミリー・リトラー賞 プロフェッショナル劇場:最優秀素質&才能賞」を受賞した。
マイケル・キッチンの活躍と
過去の出演作品リスト
身長170㎝程と、イギリス人にしてはとっても小さな体のマイケルですが、
彼の才能はまだ演劇学校の生徒出会ったころに、タレントエージェント会社:ピーター・フロガットによって見出されます。
卒業後は、映画『Unman, Wittering and Zigo(アンマン、 ウィッタリング・アンド・ジゴ)』(1971)、
『Doracula A.D. 1972(邦題: ドラキュラ‘72)』などで小さな役柄を得ながら生活。
以下は、マイケルが出演したテレビと映画出演作品:
1971『Play for Today(プレイ・フォア・トゥデイ)』
1973『Thriller(スリラー)』
同じく『The Brother of Haworth(ザ・ブラザー・オブ・ハワース)』ブランウェル・ブロンテ役
テレビシリーズ:
『Tales of the Unexpected(テールズ・オブ・アンエクスペクテッド)』1979~88
『Beasts(ビースツ)』1976
『Brimstone and Treacle(ブリムストーン・アンド・トゥリークル)』1976~87
そしてイギリスで激ヒットしたBBCドラマ『Caught on a Train(コート・オン・ア・トレイン)』1980~、
そして英国が誇るシェイクスピア作品が続く『King Lear(邦題: リア王)』『The Comedy of Errors(邦題: 間違いの喜劇)』
、二次大戦を舞台にしたテレビ演劇『The Long and the Short and the Tall(ザ・ロング・アンド・ザ・ショート・アンド・ザ・トール)』
そして、1980年イギリス映画『Breaking Glass(ブレーキング・グラス)』、
1981年『The Bunker(ザ・バンカー)』でローチャス・ミッチ役。
1985年大ヒットアメリカ映画『Out of Africa(邦題: 愛と哀しみの果て)』のベーケリー・コール役!
イギリスの王家を舞台にした『To Play the King(トゥ・プレイ・ザ・キング)』(1993)、
俗にいうじゃが芋飢饉の時代を舞台にした1995年『The Hanging Gale(ザ・ハンティング・ゲイル)』、
そして天下の『007シリーズ』のピアース・ブロスナン主演版、映画『ゴールデンアイ(1995)』&『ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999)』では、ビル・タナー役を!
007シリーズに主役でもないのに、2作も出演できるなんてすごい!
そのままアメリカのスパイ映画1990年『The Russia House(邦題: ロシア・ハウス)』、
『Fools of Fortune(フールズ・オブ・フォーチューン)』
1992年『Enchanted April(邦題: 魅せられて四月)』、
1993年、カイル・マクラクランや、アンソニー・ホプキンス主演のイギリスのミステリーサスペンス映画『The Trial(邦題: トライアル/審判)』、
1994年、ロバート・ハリスの同名小説より『Fatherland(ファーザーランド)』、『Doomsday Gun(ドームスデイ・ガン)』
1995年『The Hanging Gale(ザ・ハンギング・ゲール)』『Kidnapped(キッドナップト)』
1997年、ヴァージニア・ウルフの長編小説より、ドラマ『Mrs. Dalloway(邦題: ダロウェイ夫人)』
そして2000年代に突入!
おマイケル様は、60代に!
還暦とは信じられませんが、
2000年、いきいきとしたネズビット原作の同名児童小説より『The Railway Children(邦題: 鉄道きょうだい)』、
アメリカ映画『Proof of Life(邦題: プルーフ・オブ・ライフ)』、
2001年『Lorna Doone(ローナ・ドーネ)』
そしてついに来た!
2002~2015年までは、我らのミステリードラマ『刑事フォイル』に主役:フォイル刑事役で出演!
マイケルのファンページを見てもらえばわかるが、あのいぶし銀のまなざしで、中高年のご婦人方から絶大な人気!
ドラマへのコメントもさる事ながら、主役であるマイケルに連日「大好き大好き」の文字が並ぶ(笑)
これ多分、劇中の「フォイル刑事は、妻に先立たれている」という設定も、ご婦人心をくすぐるのでしょうね!
『刑事フォイル』では、プロデューサーとしてドラマを盛り上げた事もある。
またフォイル刑事が紳士である事から、番組名を探す際、『名探偵ポワロ』と検索される方が結構おられますが、全くの別物ですね!
どちらも紳士だから、うろ覚えだと混同してしまう気持ちはわかりますけどね。
2011年、マリリン・モンローとローレンス・オリヴィエを描いた舞台映画『My Week with Marilyn(マリリン 7日間の恋)』では、ケネス・ブラナーや今をときめくエディ・レッドメインと共演。
エディス・ワートン原作であり、最後の作品『The Buccaneers(邦題: バッカニアーズ)』(1995)ではサー:ヘルムスリー・スウェイト役を。
1994年『Dandelion Dead(ダンデライオン・デッド)』、
1996年『A Royal Scandal(ア・ロイヤル・スキャンダル)』、
1998年スウェーデンのスリル映画『The Last Contract(邦題: 暗殺の瞬間)』、
2003年、ポール・アボットの『Alibi(邦題: アリバイ)』、
2005年、アンドリュー・デービスの『Falling(フォーリング)』
2007年、ITVの三部作ドラマシリーズ『Mobile(モバイル)』
2012年、4チャンネルの電話ハッキングコメディ『Hacks(ハックス)』
押しも押されもせぬ人気者となったマイケルは、ゲスト出演した作品ともなるともはや数知れない!
以下はゲスト出演ドラマの数々!
イギリスの刑事アクションドラマ『The Professionals(邦題: 特捜班CI-5)』、
同じくイギリスのコメディ・ドラマ『Minder(マインダー)』、
そしてシリアル・ドラマ『Chancer(チャンサー)』
『Inspector Morse(邦題: 主任警部モース)』
RDウィングフィールドの原作小説のドラマ化『A touch of Frost(邦題: フロスト警部)』
『Between the Lines(ビトゥイーン・ザ・ラインズ)』
『Pie in the Sky(パイ・イン・ザ・スカイ)』
レジナルド・ヒル原作『Dalziel and Pascoe(邦題:ダルジール警視とパスコ―)』
また、人気テレビシリーズ『Reckless(レックレス)』ではリチャード・クレーンを。
『Reckless』より、マイケル・キッチン動画
本家のロック歌手:ブライアン・ペーン(Thotch)をパロディするモキュメンリー『The life of Rock with Brian Pern(邦題: ブライアン・ペーン)』では、ジョン・ファローを演じた。
これも本国ではなかなかの話題になった作品!
芸歴と下積みが長いだけあって、出演作品が多い!
マイケル・キッチンの演技力は、
英国演劇の舞台で培われた!
また日本に住む私達は、残念ながら観る事はできませんが、マイケルは本来、イギリスの劇場に属す俳優さん!
ベルグレード劇場上演の『Caesar and Cleopatra(カエサルとクレオパトラ)』(1966)から、
ロイヤルコート上演『Magnificence(マグニフィセンス)』(1973)、
1986~87年上演された『The Art of Success(ジ・アート・オブ・サクセス)』ではウィリアム・ホガース役を演じた。
また子どもの頃から、シェイクスピア演劇にも精通しており、ナショナル・シアター・カンパニーのメンバーでもあった。
スタンフォードのロイヤル・シェイクスピア・カンパニーでは『ロミオとジュリエット』マキューシオを演じ、
『オセロ』ではイアーゴを。
演劇をご覧になられない方には、もはやチンプンカンプンでしょうからここらでストップしますが、今でこそTVで活躍するマイケルの演技力は、英国演劇の中でも精鋭ばかりを輩出した上記のような、劇団や学校で培われてきたのですね!
納得納得です!
マイケル・キッチンの私生活と最新作!
奥さん、妻は居る?
さてさて、ダンディーすぎる魅力のマイケル・キッチンですので、もちろん素敵な奥さまがおられます。
1988年、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで衣装さんとして働いていたロウィーナ・ミラーさんと結婚!
現在は2人の息子さんが居る。
ただ、マイケルはインタビューはおろか、家族に関する質問にはあまり応じないらしく、プライベートはほぼほぼ謎!
それもまたなんだか素敵ですね!
マイケル・キッチンの魅力を存分に楽しめる動画
最新作は2016年、テレビシリーズ『The Collection(ザ・コレクション)』の1エピソードだけ出演しておられるそうです!
俳優業の他に、プロデューサーなどこなしておられるので、そちらで忙しいのかもしれませんね!
せっかく日本でも人気があるので、「インタビュー嫌い」とか言ってないで(言ってないですけどねw)これからもどんどんTV・ドラマに出演し、日本のファンを楽しませて欲しいところですね!
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