小林麻央さん死去:医療関係者、元乳がん患者はかなり早くに気付いていた・・・長くないって事を。

突然ですが、悲報が出ましたね・・・。

 

小林麻央さんの死去(34)・・・まだ34歳でした。
小さな5才の女の子と、4才の男の子を残して逝ってしまわれました。

典拠: 目指すはフライデー!週刊文春

今、私の家族は涙しています。

 

 

なぜなら、麻央ちゃんより1年早く、私の家族も乳がんで闘病しました。

もちろん、「がん」と宣告された時は、まさに「ガーーーン」と頭をフライパンで叩かれたような衝撃でした(冗談ではないのです)

 

 

賛否両論あるでしょうけれど、今日は、癌と闘った家族の、ひとつの意見としてお読みください。

 

本来の乳がんの発症率と死亡率、そして再発率

 

本来「乳がん」って、女性の14人に1人がなると言われています。

一説によると6人に1人。

 

そして亡くなるのは、そのうちの10~30%。

 

そして「乳がん」の死亡率は、「癌」の種類としては一番低い方。

 

「やったぜ、治った!」となっても、再発率がすごく高いのも、乳がんの特徴です。

 

「自分は男性だから大丈夫」と思っていても、あれは巨乳?にできる癌ではなく、「乳腺」にできる癌。

男性もなる可能性は充分あります。

 

 

まあ乳がんでなくても現在は、2人に1人が癌になる時代。

もはや「自分はならない」と思っているほうが、どうかしている時代がきてしまいました。

 

 

乳がんを取り巻く、通常の状況

 

当初私達家族は、そんな知識はもちろんありませんでしたし、「癌」といったら「死ぬもの」と思っていましたよ。

 

だから、母が癌と言われた日から2~3日、私は自分の部屋で泣きました。

「この人の人生、ここでこんな風に終わるの?!」と思いました。

 

 

「3ヶ月前くらいから、胸にしこりがあったんだ」と言われた時には、なぜ早く病院に行かなかったのか、母を責めましたよ。

 

乳がんのしこりって、すごいんです!  

握りこぶしの一番、硬いところくらいのゴッリゴリのヤツが、胸の中にあるんです。
気付かないはずないんです!

 

「乳がん」に対する正しい知識を学ぶ

 

うちでは、家族が病院に勤めていた為、「母が乳がんだと言われた。ステージ3だった」と病院で、公言したところ、

驚くべきことに、看護婦さんや、お医者さんがこぞって、

「あ~、大丈夫、乳がんはタダじゃぁ死なないから。
実際は、中小規模の市町村で、2~3人死ぬかどうかという、パーセンテージだから」
と、なぐさめるでもなくケロっとしている。

 

 

どんどん検査が進むと、どうやら遺伝性の強い癌。

母は一族で、「乳がん」1人目だったので、娘の私達は「毎年検査にきちんと行くように!」と強く勧められた。

 

 

更に、この辺りからが相変わらず我が家が起こす奇跡なのですが・・・母の癌は3cm以上あったのに、1回のハーセプチン(2008年に認可された抗体治療薬)で消えてしまった。

 

 

・・・・・・え?

 

 

「しこりがなくなった」と騒ぐ母に、医者も「んなワケない!」と信じず、検査をされたが、ほんとに消えており、医者も眉唾モノ!

 

もちろん、急きょ「発表したいので、写真とデータを取らせてくれ」&「念のため、ハーセプと抗がん剤は続けましょう」状態。

 

・・・そりゃそうだわね、そんなもんで治れば、誰も闘病期間は要らない。

 

 

例え、うちの母のはちょっと異例?だったとしても、数日間、最終的なに癌のあった部分の切除の為、入院したりはあったものの、後は通いで、1~1年半でケロリと治ってしまった。

 

副作用で吐いたり、手足がしびれて、家族も大変でしたけどね・・・。
髪も全て抜けましたし・・・。

大型病院の周りの乳がん患者さん達も大体、そんな感じでした。

 

私も、夜勤の合間などに、離れた病院までいつも母を送り迎えしました。
「寂しくないよ」と、母と同じように、頭を丸めようとしたこともありましたっけ。。。

 

後は、再発していないかどうか、決められた定期で検査に行くだけで、それもサイクルが長くなり、そんなに大変ではなくなります。

 

ステージや転移具合にもよるけど、通常の乳がんは(かなり簡単に言うと)そんな感じ。

 

 

ちなみに近い将来、乳がんは「外科」ではなく、「内科」の分野に入るかもしれないそうですよ!
よいお薬が沢山、入ってきているからかな。

 

 

なぜ「小林真央ちゃんはどうもマズイぞ」と、
医療関係者と元患者たちは気付いたか

 

医療関係者や、元乳がん患者たちは、かなり早くから「もう麻央ちゃんはダメだろう」と話していました。

 

先程、通常の乳がん患者の闘病期間をお伝えしましたが、麻央ちゃんの場合は、最初からどうも様子が違いました。

 

大きな疑問:その1
「治療に入るまで、なんで時間を取ってたの?」

医者に「授乳期のハリ」だと判断されたのか、2度も勘違い(誤診)され・・・

 

3度目の病院では、抗ガン剤の使用を許可するか、拒否するかを決断するのに、ご家族で、かなり時間を要しておられましたよね?

 

 

医療関係者に言わせれば、「そもそも乳がんに対する知識があったのなら、それも判断でしょうが、そうではないのに、なぜ治療も受けずに、長引かせた?」という意見があります。

 

一度リンパに癌が移ったら、一気に全身に散ってしまうじゃないの!
そもそもステージ4(でしたっけ?)の時点で、もはやリンパには移っています。

・・・という事は、もはや全身に米粒を散らしたような状態なワケです。

 

おそらく、最初に発見した部分なんて、途中からすでに胸から飛び出ていた状態ですよね?

 

そうこうするうちに、言わんこっちゃない・・・・・・真央ちゃんは、肺や骨にも転移していました。

 

ブログには病気の過程、全て記載していないのでしょうが、医療関係者や患者からすると、なぜなぜ? だらけでした。

大きな疑問:その2
「通常の乳がん患者より、とにかく期間が長すぎる・・・」

 

更に、通常なら1~2年で、少なくとも『治る』とか、『癌を(切り取って)せき止めた』方向に向かうものが・・・・・・真央ちゃんの場合は、なぜかとにかく治らない。

 

ブログを拝見する限り、とにかく治療を続けている。

 

ブログで、真央ちゃんも海老蔵さんも、とにかく希望を持って闘病しておられましたね。

希望を持って、意欲的に治療に取り組むのはとてもいい事だと思いますが、決断の時期がね・・・。

 

 

もっと言えば、

乳がんって、女性ホルモンが大きく関係しているので、属にいう「女性らしい体格の方」ってなりやすいと言われていわれています。
(他にも、子どもを産んだ事がある、とか、授乳したことがある、とか色々「なりやすい」と言われる条件があるようですが・・・)

乳がんを患っていても、ふくよかな女性は数多くおられます。
逆に、闘病期間中でも、「急に、スポーツをし始めた」とかでない限り、急にガリガリに痩せたり、太ったりという体格の変化はない人が多いです。

(ガンってガリガリに痩せるイメージ強いですけど、乳がんはそんな感じ)

 

ところが、真央ちゃんは、痩せる痩せる・・・臓器などに転移もあったせいか、ガリガリになってゆく・・・。

 

「これはもはや乳がんの域ではない・・・」と言い切れるくらい、途中から急加速で痩せていっていました・・・。

 

TV前の医者、看護婦一同「ああ・・・。」のひとこと。

 

大きな疑問:その3
「癌が転移しているのに、家に戻ってきている」

 

更に、1ヶ月前ほどに、やっと家に戻ってこられた際には、癌を知らぬ視聴者が「あー、やっぱり、良くなってきているせいか、血色が良くなっていますね!」などと、コメントしていました・・・。

 

患者たちは、TVの前で「はぁ?」状態ですよ。

 

 

更に、次に癌がなぜかアゴに転移している。

「アゴに転移」って簡単に言いますけど、「アゴに癌ができた」状態ですよ。

 

典拠: 彼女ちゃんねる

 

普通、あなたがアゴに癌ができたらどうします?
慌てて、病院行きますよね?
おそらく入院させられますよね?

 

この人の場合は、もはや家に帰ってきている・・・逆でしょうよ。

「もう余生を家でお過ごしなさい」状態だった事は、明らかだったのではないでしょうか。

 

そんなワケで、お医者様、看護婦さん、元乳がん患者、その家族・・・み~んな「麻央ちゃん・・・」って気づいていましたよ。

「なんで? なんで?」の疑問とともに、気づいていましたよ。

 

自分と同じように頑張って闘病している方の事だから、みんな応援していましたから、「こりゃマズイぞ」とは口にしませんでしたが、寄ると触ると、最初の年から「あれはもう・・・」って、わかってましたよ。

 

 

責めるわけじゃないけど、残されててゆくご家族がかわいそうですよ。

少しでも体に異変を感じたら、病院行こうよ・・・
病院で治療法を提示されたら、決断まで時間を取りすぎちゃ、ダメだよ・・・。

 

一緒に闘病した、家族からの意見です。

病院へ行くのを億劫がったり、命を粗末にしちゃいけないんですね・・・。
麻央ちゃんだって、とっても命を大切にしていただろうけれども、こんな事が起こるんだから・・・。

 

P.S.
麻央ちゃんのブログのところに、間違いがあったらゴメンなさい。
逐一、時系列で追っているわけではないので・・・。

コメント

  1. より:

    読んでて胸糞悪くなった
    読まなきゃよかった

    • 仔ブタ より:

      「あ」様

      お読みいただき、そしてお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
      不愉快にさせてしまいましたね。ごめんなさいね。

      私たち家族は、このニュースを涙しながら見ました。
      「がんばれ、がんばれ!」ってずっと応援して来ましたから。
      私たちだけでなく、その時期病院に居た人全てが、TVの前で応援していましたから。
      「人の生き死に」とは、触れてはいけない美学になりがちですが、少なくとも私が実際に見聞きした状況はこの記事の状態でした。
      医療を受ける際の正しい選択肢って何だろう・・・と、強く考えさせられました。

      コメント頂き、ありがとうございました。
      またご意見をお聞かせ下さい。

  2. 森本レオ子 より:

    麻央さんを応援していたとおっしゃるわりには、なぜお名前の漢字を間違えるのか疑問ですが…

    医療従事者でなくても、麻央さんの状態はテレビの前のみなさん、察していたでしょう。

    私も麻央さんが標準治療を遅らせたことには残念です。
    頭が良く、経済的ゆとりもあり、人脈が多いがために、選べる治療法も多く選択を誤ってしまったのではと思っています。

    アップルのジョブスも膵臓ガンが発覚した際、現代西洋医療を拒否したと聞きます。東洋医学や自然療法を選び、その結果、悪化してしまってから手術を受け入れます。
    私は、麻央さんとジョブスがダブります。

    海老蔵さんが、あの時ああしていれば…という後悔を、ブログに記していました。
    選んだ治療法が麻央さんの意思なのか海老蔵さんの意思なのかはわかりませんが、海老蔵さんは責任を感じて苦しんでおられるような気がします。

    • nigiwasu.com より:

      森本レオ子さま

      コメントありがとうございます。

      > お名前の漢字を間違える
      → 本当ですね、直しておきます。ご指摘、ありがとうございます。
      「まおちゃん」と入力すると、スケートの方がもりもり出てくるからでしょうかね。

      > 医療従事者でなくても、麻央さんの状態はテレビの前のみなさん、察していたでしょう。
      → 普通はあの状況を冷静に判断できていれば、そうなると思いますが、当時マスコミが「ついに退院!」などと書き、街の声インタビューや、街頭モニターを見ながら「ああ~、本当だ、血色もいい」とのどかに安堵していた人々を見て、私も驚きました。
      後に、乳がんセンターで聞いたのですが、ああいった芸能人とか影響力のある人々が、独自の医療方針を発表し、1~2年もの間マスコミが「経過良好」と書き立てる事で、「じゃ、私も。やっぱり化学療法(その他)は良くないらしい、しなくても他の手段で治るらしい」と、後に倣え、の方々が増え、もう手の施しようがなくなる女性たちが出てきて、なんと説得しようとも「拒否・自分は食事療法で・自分が仕入れてきたxxxという医療方法で!」という方々が増え、先生方や看護師さん方が「お願いだから、他の皆さんはそういうの模倣しないで・・・」って、祈るように私たちにコメントしていたのが印象的でした。
      うちの家族も癌になったものが居ましたが、一歩判断を誤っていたら我が身だったかと思うと、やはりゾっとします。

      病人を応援したいマスコミの気持ちもわかりますが、それを優先するあまり、まるでほぼ治ったかのように事実を歪曲したような報道は、見ている一般人の運命も左右する事だなあと感じました。

      残された方が自分を責めてしまうのは、気の毒で見ていられませんね・・・。

      レオ子さん、一生懸命コメントして下さってありがとうございました。
      またお立ち寄りください。

  3. A より:

    今、私の大切な家族が乳がんで治療をしています。
    麻央さんよりとても若く、様々な葛藤の中家族で戦っています。
    麻央さんの初期治療の遅れの真意はわかりませんが、乳がんにも色々な種類があり
    私の家族は麻央さんと同じタイプの極めて進行が早い悪性度のかなり高いものです。

    普通だったら? 治る? 食い止める?
    非常に不愉快です。

    • 仔ブタ より:

      A様、
      お立ち寄り頂き、ありがとうございます。

      コメントお読みしました、
      「普通だったら治る癌、食い止められる癌」というのがあるのかどうかは知りませんが、ご家族で戦う気持ちは痛い程わかります。
      ご心配ですね、歯がゆくまた苦しい事と、ご家族のご心配の度合いには及ばぬものの、拝察いたします。
      ご家族の方の癌が、少しでも良くなりますように・・・お力にはなれませんが、心の底から願っております。
      筆者も今似たような状況にありますが、私達があきらめたり取り乱してしまったら、終わってしまうような気がして・・・悔しいけれど色んな治療方法を色んな視点から試してみるしかないんでしょうね。
      私達もがんばります、Aさんとご家族も頑張って下さいね!!!

      P.S. おかしな表現があったかどうか、また確認してみます、ありがとうございました!

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