こんにちは、「にぎわす.com」のコブタです^^
現在NHKで毎週日曜、午後11時から放送中の、イギリスから来たドラマ
『マスケティアーズ ~パリの四銃士~』の
ガッシリ堅実銃士・アトス役の俳優、
トム・バークについて調べてみたいと思います^^
最近では、トルストイ原作『戦争と平和』で、
なかなか卑怯なドーロホフ役も演じました!
『マスケティアーズ』出演キャスト
ダルタニアン役 ルーク・パスカリーノ・・・声:宮野 真守
アトス役 トム・バーク・・・声:福田 賢二
アラミス役 サンティアゴ・カブレラ・・・声:中村 悠一
ポルトス役 ハワード・チャールズ・・・声: 三宅 健太
トレヴィル隊長役 ヒューゴ・スピアー・・・声:東地 宏樹
リシュリュー枢機卿役 ピーター・カパルディ・・・声:大塚 芳忠
コンスタンス役 タムラ・カリ・・・声:花村 さやか
アンヌ王妃役 アレクサンドラ・ダウリング・・・声:清水 理沙
アトス役トム・バーク公式プロフィール
~公式ホームページと宣材データ、出演番組より~
芸名: Tom Burke(トム・バーク) 本名: 生年月日: 1981年6月30日(34歳) 出身地: 英国ロンドン生まれ、ケント州育ち 活動分野: 役者 身長: 183㎝ 出身校: 英国演劇芸術アカデミー 趣味: 好きなもの: 特技: |
アトス役トム・バークは生粋の役者!
もっと年上に見えますが、トムは1981年生まれの今年35歳の役者さん。
お父様:デイビッド・バークも、
お母様:アンナ・カルダー・マーシャルも役者というお家に生まれました。
ちなみに、彼のゴッドペアレンツ(名付け親)は、
あのアラン・リックマンと
ブリジット・ターナーだというからビックリ!
「私は悪役を演じているわけではない。
とても興味深い人々を演じているだけだ。
~アラン・リックマン~」
アラン・リックマン、英国劇場などでも活躍された立派な役者さんですもんね(懐&悲)
追伸: あわてて読むからこういうザマになる(笑) |
小さな頃から役者になりたかったトムは、役者であった両親がそれぞれの故郷の劇場に参加している間、自らも、劇場国立青年劇場とヤング・アーデン劇場に出入りし始めます。
「俳優の両親の下に生まれて、役者になるなんて楽そうでいいわね」と思うかもしれませんが、彼の道のりは楽なものではありませんでした。
口唇口蓋裂に生まれて、ディスレクシアと診断される
多くの人から検索されている通り、彼は口唇・口蓋裂(俗称で「みつ口」「兎口」「兎唇(としん)」と言ったりするようです)で生まれてきました。
口唇口蓋裂ってご存知でしょうか?
私達の鼻の下から唇にかけて、縦に二本、線がありますよね。
元々胎児の時には、一つの大きな穴なのですが、それが生まれてくるまでに、鼻や口に別れていきます。
その時うまくくっついた跡が、あの二本の線なわけです。
ところが、さまざまな原因で、ごくたまにそれぞれの穴に別れないで生まれてくる赤ちゃんが居るのです。
ギョッとされる図かもしれませんが、私達はお母さんのお腹の中で、み~んなこのプロセスを経て生まれてきたのだという事をお忘れなく!
色んなケースがあって、
唇だけ、片方の鼻の穴と繋がっていたり(口唇裂)、
鼻と口がたった一つの穴の状態であったり・・・
上あごごと、形が違ったりする(口蓋裂)事もあるわけです。
空気がスースー抜けたりしますので、うまくお乳が吸えなかったり、唇を閉じたりできないので、発音もできなかったりします。
そんなわけで、小さな頃から何度も手術を受けて、通常生活するのに支障がない、目立たないように治していくわけです。
しかるべき段階で、手術を受ければ、傷跡がほとんど目立たなくなる人もたくさんいます。
手術をしてからも、重度の口唇口蓋裂だと、乳歯から永久歯に変わる際、歯の位置がまるでバラバラなところから生えてくるので、
本来私達が想像する歯の位置ではなく、上あご全体にバラバラに生えてきたりして、
それではご飯は食べられませんし、走ったりすると舌が傷付きますので、歯科治療も必要になったりする子も居ます。
本来ならば汚い外気を直接体内に入れまいとする鼻が、口唇口蓋裂だと、口と一緒になってしまっているため、食べ物などからばい菌が入り、中耳炎になる可能性も高くなったり、
口唇口蓋裂を持っていない赤ちゃんと比べると、心臓などに合併症を持っている可能性も少し高くなるそうです。
エジプトのミイラを分析すると、あのツタンカーメン王も軽度の口唇裂であった可能性が高いそう。
可能性があるとされる原因
口唇口蓋裂の原因になるとされるのは、
母親が妊娠中に飲んだ薬の影響であるとか、
レントゲンやCTスキャンなどの被ばくであるとか、
妊娠中の過度のストレス、
煙草、
あとは数パーセントですが遺伝だとか、
東南アジアに口唇口蓋裂の子どもばかり生まれる村があるので、状態の良くない水を飲んでいるせいであるとか、
たくさんの説がありますが、「これが」というものはまだわかっていません。
口唇口蓋裂の度合いにもよりますが、小さな頃から手術を何度も受けて、大変だった事と思います。
しかしトムはそれを
「(口唇口蓋裂があったことで)幸か不幸か、
他の人との違いが『自分の人生は、僕だけのためのものだったんだ』と思う事ができた」
と前向きに話している。
日本だと、まだまだ遺伝を恐れる方も多いので、自分が口唇口蓋裂であったと堂々と公開する俳優・役者・女優さんはそうおられませんし、
制作側が気にしているのか、出演者側が気にしているのか、そもそもTVに出るようなお仕事に就きづらい部分もあるのかもしれません。
欧米だと、役者は容姿もさる事ながら、演技力や存在感などが一番ですので、たくさんの著名人が「自分は口唇口蓋裂であった」と公開しておられるところが、バックグラウンドの違いを感じます。
つまり自分の仕事の分野さえ、プロとしてきちんとできていれば、なんら問題ないという事ですね!
ディスレクシア(読み書き困難障害)である事が
判明したトム・バーク
少し成長したトムは、「ディスレクシア(読み書き困難障害)」でもあると診断されてしまいます。
ディスレクシア(読み書き困難障害)とは、文字などが私達に見えているのとは全然違う風に見えてしまう状態の人々の事を言います。
ディスレクシアについては、
『ハンク ~ちょっと特別なボクの日常~』
の記事をご覧ください。
学校の勉強に往生し始めたトムは、ついに17歳の時学校を辞め、芸能事務所のオーディションを受けます。
そして18才で、ロンドンにあるロイヤル・アカデミー演劇芸術学校に受かる前は、ダンススクールに在籍し学ぶ。
トム・バーク、本格的に役者活動スタート!
そして、トムが最初に得た役は『ドラゴンハート(1999)』のローランド役でした。
そしてロイヤル・アカデミー演劇芸術学校を卒業した後は、TV、映画、劇場などで本格的に活躍し始めます。
映画では最初は役名さえない端役であったのが、セリフのある役を貰え、段々とフルネームのある役になっていきます。
TVシリーズなどでは、出演作はたくさんあるものの、毎回1つか2つのエピソードに出演していただけだったものが、『マスケティアーズ』で一躍世界中が知るスターになるわけです。
2016年現在は、トルストイ原作のロシアの戦争文学『戦争と平和』TVドラマのドローホフ役を好演。
ほんとに演技派なんですね、ロシア文学の戯曲って、基本難しいイメージがあります。
トム・バークの私生活!
彼女や妻は?
読書をすることが好きというトム!
ディスレクシアを乗り越えて、それが趣味になるなんて本当に感動ですね!
ちなみに好きな本は村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』というから、驚き!
休暇を過ごすのにお気に入りの場所は、ギリシャにあるマニ半島だそう。
更に驚きのエピソードとして、財布をさんざん失くしまくったというトム!
遠くまで移動しなければならない電車の中で、その切符ごと失くしたりと、数知れないそう・・・居ますよね、そういう人。
『マスケティーアーズ』の中では、実は過去、謎の女ミレディと婚姻関係があったことになっており、ミレディの事を気にしつつも、若干迷惑がっている節を見せるアトス。
実生活では、彼女や奥さまの情報は一切出ておらず、ご結婚はまだっぽいですね。
現在は、監督や脚本、武術などに興味があるというトム!
元々ダンスや乗馬をこなし運動神経はよさそうですし、似合いますね!
更に慈善事業に参加し、色んなイベント事をサポートしているという。
得た名声や富を、他の人に還元するという習慣や活動・・・日本人も見習わなくてはいけませんね!
ではではこれからのトムの活動にも期待して・・・
トムがんばって下さい!
コメント
マスケティアーズの事を調べて、こちらのブログを見つけました。海外ドラマのなかなか見つからない情報があって嬉しい!さらに他の記事も楽しいです。これからも+アルファの面白い記事お願いいたします。
ありがとうございます、励みになります。
記載頂きましたメールアドレスに返信してございますので、ご確認ください^^
トム バークは色々苦労なさった方なんですんね。情報ありがとうございました。
本筋とは無関係ですが、アラン リックマンのセリフ、play violinヴァイオリンを弾くではなく、play villains悪役を演じるかと思います。素敵なお言葉ですね。
海外ドラマ好き様
読んでいただいてありがとうございます!
Villains! ほんとですね、ふふふ、おっちょこちょい!
直していただいてありがとうございます、すぐ修正しておきます(笑)