こんにちは、「にぎわす.com」の Satokoです^^
米国では一足の先に、昨年末12月19日に封切り、
日本では年明けて、2月1日に公開でした、
『メリー・ポピンズ リターンズ』
みなさん、観られましたでしょうか?
- 『メリー・ポピンズ リターンズ』のメイン出演キャスト
- ディック・ヴァン・ダイク プロフィール
- 現在の年齢は?兄弟はいるの?? ディック・ヴァン・ダイクの生い立ちと学生生活
- 『チキ・チキ・バン・バン』『ナイトミュージアム』等ディック・ヴァン・ダイクのデビューと過去出演作品
- イギリス英語のコックニー発音に大苦戦! ゴールデングローブ賞にノミネートされた『メリー・ポピンズ』
その中から今日は、
Mr.ドース・ジュニア役
ディック・ヴァン・ダイク
をピックアップしてみたいと思います!
『メリー・ポピンズ リターンズ』のメイン出演キャスト
メリー・ポピンズ役エミリー・ブラント
・・・(日本語吹き替え:平原 綾香)
ジャック役リン=マニュエル・ミランダ
・・・(声優:岸 祐二)
マイケル・バンクス役ベン・ウィショー
・・・(声:谷原 章介)
ジェーン・バンクス役エミリー・モーティマー
Mr.ウィルキンズ役コリン・ファース
トプシー役メリル・ストリープ
Mr.ドース・ジュニア役ディック・ヴァン・ダイク
ディック・ヴァン・ダイク プロフィール
名前:
Dick Van Dyke(ディック・ヴァン・ダイク)
本名:
Richard Wayne Van Dyke
(リチャード・ウェイン・ヴァン・ダイク)
生年月日: 1925年12月13日(93歳)
出生地: アメリカ合衆国ミズーリ州ウェスト・プレインズ
出身地: イリノイ州ダンヴィル
活動分野:
俳優、ダンサー、プロデューサー、コメディアン、作家、
出身校: Danville High School
身長: 185 ㎝
体重: 82 kg
オフィシャルサイト:
Dick Van Dyke and The Vantastix(vantastix.com)
Instagram:
Official Dick Van Dyke(@official_dick_van_dyke)
現在の年齢は?兄弟はいるの?? ディック・ヴァン・ダイクの生い立ちと学生生活
ディック・ヴァン・ダイク(Dick Van Dyke/本名:Richard Wayne Van Dyke)は1925年12月13日生まれ。
なんと現在の年齢は93歳!
アメリカ・ミズーリ州のウェスト・プレーンズに
マイナーリーグ野球選手だった父ローレンと速記タイピストだった母ヘーゼルの間に生まれ、
イリノイ州のダンビルで育ちました。
ディックの弟ジェリーも俳優として活躍していましたが、2018年1月5日に86歳でこの世を去ってしまいました。
母側の家系が信仰深かったこともあり、子供の頃は牧師になりたいと思っていたそうです。
ディックはダンビルハイスクールで演劇とアカペラに出会いました。
1944年(第二次世界大戦中ですね)、高校卒業と同時に空軍パイロットに志願しました。
しかし、痩せ型だったディックは体重規定をクリアできず、パイロットになれませんでした。
その代わり、軍付きのラジオアナウンサーというポジションを与えられるのでした。
ディックの高校卒業にまつわるちょっといい話があります。
高校卒業と入隊時期の兼ね合いで、ディックは卒業証書を受け取っていませんでした。
2004年にディックがダンビルハイスクールを訪れた際、
そのことを知った高校が卒業証書を特別に作成し、ディックに渡してくれたのです。
それも、ディックが高校卒業してからちょうど60年後の同じ日に!
アメリカらしいサプライズ、にくい取り計らいですね!
さて・・・話を元に戻して、ディックのその後の大活躍を一緒に追っていきましょう!
『チキ・チキ・バン・バン』『ナイトミュージアム』等ディック・ヴァン・ダイクのデビューと過去出演作品
ディックは1940年代後半から、地元ダンビルでラジオDJとなり、
コメディアンとしてローカルテレビに出演したりしていました。
メジャーテレビ局の番組に初めて出演したのは1954年のこと、
『Chance of a Lifetime(原題)』というタレントコンテスト番組でした。
そして、ディックの大活躍が始まります。
1960年にブロードウェイミュージカル『バイ・バイ・バーディー』に主演。
実はこのミュージカルで舞台に立つまで、ディックはダンスのレッスンを受けたことがなかったそうです。
ディックと言えばミュージカル、というイメージがあるのに、意外な事実ですね!
このミュージカルはトニー賞を獲得し、その後1963年には同名映画も制作されました。
1961年から1966年にかけてはテレビで初の冠番組、
シチュエーションコメディー『ディック・ヴァン・ダイク・ショウ』に主演しました。
シーズン5まで続きエピソードは全部で158!
エミー賞を3年連続で受賞するほどの超人気番組となりました。
YouTubeに全エピソードがアップされているので、是非チェックしてみて下さい。
シチュエーションコメディー『ディック・ヴァン・ダイク・ショウ』- [第1話動画・英語]
イギリス英語のコックニー発音に大苦戦! ゴールデングローブ賞にノミネートされた『メリー・ポピンズ』
1964年にはディズニーのミュージカル映画『メリー・ポピンズ』に、
メリー・ポピンズの長年の親友バート役と銀行の頭取ミスター・ドース・シニア役の1人2役として出演しました。
ウォルト・ディズニー自らがディックに出演をお願いしたという逸話のあるこの映画。
ロンドンが舞台ということもあり、ディックはイギリス英語を習得する必要がありました。
ディック演じるバートはロンドン・イーストエンドの労働者の設定ということもあり、
その地区の訛り、コックニー・アクセントを練習したのですが...
それが「あまりにもひどい」という評判になってしまいました。
「ボイストコーチとのレーニングは1回しかなかったんだ。
それも、僕にあてがわれたのはアイルランド出身のボイスコーチでね。
彼のコックニー・アクセントは僕と変わらないレベルだったんだ。
それに、映画には多くのイギリス人共演者がいたんだけど、
誰一人として僕の発音が変だって言わなかったんだよ。だから、『よし大丈夫だ!』と思ってたんだ。」
引用元:Mirror
映画はアカデミー賞やゴールデングローブ賞にノミネート・・・
ディック自身もゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされるなど大ヒットを収めましたが、
ディックのコックニー・アクセントはその後現在に至るまで、
なんと「映画史上最悪の発音」の1つとして語り継がれることになってしまいます...
日本のテレビや映画でも不自然な方言なんてよく耳にする事なのに、
60年間も言われ続けてしまうなんてちょっと可哀想ですね。
1968年にはミュージカル映画『チキ・チキ・バン・バン』で主人公のカラクタカスを演じました。
この映画は日本でも注目を集め、日本語版の主題歌も大流行しましたね。
1974年にはドラマ『刑事コロンボ』にゲスト出演しました。
『刑事コロンボ』は日本でも放映された人気の刑事ドラマです。
懐かしいですね。
その後もテレビに映画に活躍を続けます。
2006年にはアニメ映画『おさるのジョージ』でミスター・ブルームズベリーの声を担当しました。
同年には映画『ナイトミュージアム』にも出演。
夜になると博物館の展示物が動き出す、というベン・スティラー主演のこの映画、覚えている人も多いと思います。
ディックは悪だくみをしようとする夜警3人組のリーダー・セシルを演じました。
プチリタイアを数回繰り返しつつも、その芸歴はおよそ60年!
出演作品はもはや数えきれないほどたくさんあります。
「俳優やエンターテイナーになろうなんて思っていなかった」というディックですが、
いつもエネルギッシュで周りまで明るくしてしまうディックの魅力に、
たくさんの人が魅せられている証拠でしょうね!
俳優だけじゃないぞ! ディック・ヴァン・ダイクの、アカペラコーラス活動 そしてイルカと何をしたの??
歌うことが大好きなディックは、2000年に
「Dick Van Dyke and the Vantastix」というアカペラグループを結成しました。
カリフォルニア州マリブのコーヒーショップで、
ディックとメンバーの1人マイクが出くわしたことがきっかけで出来たこのグループ。
子供向けCDをリリースしており、
NBAアメリカプロバスケットボールリーグのプレーオフで国家斉唱したこともあるんですよ!
カリフォルニア・サンタモニカを中心に今でも精力的な活動をしています。
「歌も踊りもまだまだ現役だよ!
毎朝6時に起きてジムに行くのが日課なんだ。
週に3回はプールで泳ぐようにもしているよ。」
引用元:Mirror
YouTubeにはパフォーマンスのの様子がアップされています。
ディックの年齢を感じさせないパフォーマンスにはきっと誰もが驚きますよ!
ディックの楽しそうなパフォーマンス、是非のぞいてみて下さい。
Dick Van Dyke and the Vantastixのアカペラ 「Chitty Chitty Bang Bang」動画
歌うことが楽しくてしょうがないディックに注目!!
アクティブなディックはサーフィンをしていた時期もあるそうです。
2010年に出演したトークショー『Late Late Show with Craig Ferguson』でこんな話をしています。
「サーフボードに乗ったまま、海の上で寝ちゃったことがあるんだよ。
ふっと気が付いたらもう陸地が見えないところまで流されてた。
無我夢中でボードをこぎ始めたら、
背ひれがぐるぐると僕の周りを泳ぎ回ってるのが見えてね、
もう終わりだと思ったんだ。
でも、それはイルカだったんだよ。
そして、僕を岸まで押して戻してくれたんだ。本当だよ!」
引用元:The Guardian
イルカに助けられるなんて!
動物にもディックの魅力が伝わったのかもしれませんね。
マーギー・ウィレットって誰?ひ孫までいるの?! ディック・ヴァン・ダイクのプライベート
1948年2月12日、ディックは20歳の頃から付き合っていたマーギー・ウィレットと結婚しました。
結婚当時はお金がなく、生活も大変だったようです。
「『Bride and Groom』っていうラジオ番組の中で結婚式を挙げたんだ。
結婚式代、ハネムーン代を全部番組が出してくれて、
結婚のお祝い品までくれたからだよ。結婚後は部屋を借りるお金もなくて、しばらく車の中で生活していたなあ。」
引用元:The Sunday Post
その後2人はクリスチャン、バリー、ステイシー、キャリーベスという4人の子宝に恵まれます。
4人とも今は結婚していて、ディックはもう「ひいおじいちゃん」なんですよ!
息子のバリーと孫のシェーンも現在俳優として活躍しています。
兄弟・子供・孫まで俳優だなんて、まさに芸能一家ですね!
家庭も仕事も順調のように見えていましたが、
当時ディックは25年間もアルコール依存症に悩んでいました。
1970年代に一念発起、リハビリ施設に入所して克服しました。
しかし妻のマーギーも抗うつ剤依存症で入れ違うようにリハビリ施設へ。
その頃から2人はすれ違っていき、1984年に離婚しました。
その後ディックは元女優のミシェル・トリオラと一緒に暮らすようになりました。
結婚はしなかったものの、
2009年にミシェルが肺がんでこの世を去るまで35年間一緒に生活をしました。
そして2012年、ディックはメイクアップアーティストのアーリーン・シルヴァーと結婚しました。
ディックよりも46歳も若いんですよ! 究極の年の差婚ですね!
初めは子供たちの反対もあったようですが、今では応援してくれているそうです。
「いつも彼女には、僕が死んだら他のパートナーを見つけるように言っているんだ。
彼女が誰か他の人と新しい人生を歩んで行ってくれれば、
それほど嬉しいことはないんだよ。」
引用先:Mirror
アーリーンのことを思いやるディックの気持ちに、胸が熱くなってしまいます。
本当に大好きなんですね。
『メリー・ポピンズ・リターンズ』にカメオ出演! イギリス英語、今度は大丈夫?! ディック・ヴァン・ダイクの最新作
そんなディックの最新作と言えばやはり2018年に公開された
ミュージカル映画『メリー・ポピンズ・リターンズ』!
1964年のオリジナル『メリー・ポピンズ』のその後を描いた作品です。
ディックは1964年に演じたミスター・ドース・シニアの息子、
ミスター・ドース・ジュニアとしてカメオ出演しました。
風貌もそっくりに仕上がっています!!
オリジナル作品から55年後に続編が作られたことに、ディックはこんな冗談を言っています。
「オリジナルでの僕のコックニー・アクセントの件があるからね、
制作側も怖くて続編を作るのに気が引けてたんじゃないかな。
また声がかかるなんて夢にも思っていなかったよ。」
引用元:The Sunday Post
今回はボイスコーチから「手錠に繋がれたくらいみっちりと」指導を受け、
「石橋を叩いて渡るように」セリフを言ったらしいですよ。
そしてディックは作品中、机に飛び乗りタップダンスを披露しています。
その撮影の様子を、主役メリー・ポピンズを演じたエミリー・ブラントがインタビューの中で明かしています
「実はこのシーンで、
ディックが机に上がりやすいようスタッフが介添の準備を始めたの。そしたら、「そんなの必要ないよ!」という感じで、
ディックが軽やかに机に飛び乗ったのよ。
一瞬、幻覚かと思ったわ。
彼は誰よりも元気はつらつで生命力にあふれているし、
とてもユーモアがあるの。人は毎日希望をもって生きていくべきだという、
メリー・ポピンズの魂を象徴しているかのような人なのよ。」引用元:Movie Walker
ディックはこのシーンの撮影時92歳でした。
92歳で机に軽やかに机に飛び乗ってタップを踏むなんて、本当に魔法がかっていますよね!
そして、ディックの最新作はこれだけではないというから、驚きです。
同2018年にはミュージカル映画『Buttons(原題)』にも出演。
2人の孤児の人生が予期せぬ訪問者によってガラッと変わっていく、というお話。
ディックはその「予期せぬ訪問者」の1人を演じました。
もちろん、歌と踊りも披露していますよ!
チケットの売り上げの一部は自閉症に悩む人々に寄付されたそうです。
そして、現在撮影中なのがコメディー映画『Capture the Flag(原題)』。
リタイアメントコミュニティの中で毎朝誰がアメリカ国旗を掲げるか、
退役軍人たちがあの手この手を打って争っていく、というストーリー。
この映画の共同制作者の1人は、ディックの息子のバリーで、
ディックは退役軍人の1人を演じています。
エネルギッシュでパワーあふれる93歳、ディックは素敵な年の取り方を実践していますね。
これからもずっとずっと、魅力的な歌や演技を通して、みんなに笑顔を分け続けていって欲しいです。
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